所信表明
第1回
2021年3月7日。
私はブログを始めることにしました。
毎日いろんなことに、いろんな感情を抱き、いろんなことを考えて生きているはずなのに、気づいたらそれが一般的な言葉に変換され、普遍的な出来事に収束されていくのが怖くなった。
何年か経って思い返したら、私の人生はよくある人間の、よくある人生になってしまうのではないだろか。
なんの取り柄もない普通の21歳だけれど、私なりにこの人生を生きた意味があって、私にしか感じられないことがあったと思いたくなった。
そんな時にマガジンハウスから出版された『弘中綾香の純度100%』という本に出会った。この本はテレビ朝日の人気アナウンサーである弘中綾香さんの連載エッセイを書籍化したものだった。
読んだ瞬間に「これだ!」と思った。
今ハマっていること、過去の忘れられない思い出、将来への不安や期待などを、弘中ちゃん(普段そう呼ばせていただいている)が、自分の言葉で自由に語っていた。
弘中ちゃん自体はテレビでよく見かけて、ユーモアがあって可愛らしい女性だなと思っていた。でもこの本を読んで弘中ちゃんのイメージがガラッと変わった。そしてこれまでの何倍も魅力的な人に見えて好きになった。
そんな風に思えたのはこの本に記されていたのが弘中ちゃんしか語れない弘中ちゃんの話だったから。
今までぼんやりと見えていた弘中ちゃんという人に、急にピントがあって鮮明になったような感じだった。
そして、私も私にしか語れない私の話を残したくなった。
紙の日記でもよかったのかもしれないけれど、読む人が自分しかいない日記は、自分に対してネガティブになりすぎて悶々とする気がしたので、精神衛生上良さそうなブログという形をとった。
正直、私は就職活動真っ最中でブログなんてやっている場合ではないのかもしれない。
でも、書きたいと思ってしまった。
就活で話すガクチカや自己アピールじゃない普段の自分の方が、もっと面白くて楽しくて私らしいのに、私らしいことをESに書こうとしているのに、気づいたら何処かで聞いたような話ばかり。
自分の人生はもっと個性的で、もっと楽しい。そんな自己満足を叶えるためだけのブログ。
それでもよかったら、私という人間の日常のお話を見守ってください。
毎週日曜更新とか言ってるけど、休んじゃう日もあるかもしれない。
話題も統一性がなくて、その時思いついたことを書く自由気ままなブログ。
でも、それこそ人生っぽいかなって思うのです。
統一性も規則性もない、ありのままの私の人生を誰かが面白いなって思ってくれたら。
今回のブログのタイトルは、私にブログを書こうと思わせてくれた弘中ちゃんのエッセイの第一回のタイトルをお借りしてつけさせていただきました。
私のブログは読まなくてもいいけど、ぜひ弘中ちゃんのエッセイは読んでみてください。オードリーの若林さんとの対談なんか、すごく真面目で面白くて最高ですよ!
それではまた来週。